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【自由な研究や機械いじりをしている高校生・大学生・院生にオススメ】テクノ愛参加レポ

【自由な研究や機械いじりをしている高校生・大学生・院生にオススメ】テクノ愛参加レポ
こんにちは、理系院卒、外資コンサルタントの中村芽莉です。
この記事では、テクノ愛に参加した経緯や感じたことなどをお伝えします。

テクノ愛とは

テクノ愛という名称は何の略?

 

テクノ愛とは、 テクノアイデアコンテストの別名です。

テクノ愛実行委員会が主催しています。

開催目的は?

2016年度テクノ愛の開催目的は、
「将来の産業・科学技術の発展を担うベンチャー精神に富んだ起業家柔軟でユニークな発想を持つ研究者を育成するため、科学技術やものづくりへの関心を高める取組の一環として、高校生や大学生等を対象に斬新で独創的なアイデアを募集し、書面審査通過者を対象にコンテストを行い、優れたアイデアを表彰するとともに、特別講演や特許出願等の相談を行った。」
となっています。
対象が高校生から大学院生であり、将来的に面白くなりそうな人材を育成することを目的としているようです。

どうやって知ったのか?

学内の研究科事務室前にポスターが貼られていて知りました。

パッと目に入ったので、とりあえず写真を撮っておきました。

なぜ参加することにしたのか?

下記に上げるような、いくつかの条件が揃っていたからです。

条件1:アイデアコンテストに出せるアイデアを持っていた

 

テクノ愛に参加した年の夏、テクノ愛のポスターを見た10日ほど前に、とある科学技術研修に参加していました。
その研修で考えていたアイデアは内輪発表で終わってしまっていたので、このままでは勿体無いなあと思っていた矢先、テクノ愛を知ったのです。
アイデアに対してホットな気持ちだったので、出すならタイムリーであるこのコンテストかな、と思いました。

条件2:書類審査応募の締め切りまで、1週間の猶予があった

 

応募には応募書類が必要なのですが、1次書類審査に必要なこと
アイデアを所定(A4サイズ1枚)の応募用紙にパソコン印字か黒のボールペンで記入し、電子メール又は郵送のいずれかの方法で申し込んでください。
 
 たったこれだけです!パソコンでアイデアの概要を打ち込んで、メール1通送ればそれで終わり。
 1週間以内に行うにはちょうど良い内容だと思います。

条件3:1次審査を通過した場合に2次プレゼンを行う会場が京都大学で、負担が少なく行ける距離だった

海外でプレゼン、とまでなると、なかなか出費がかさんでしまいます。
住んでいる場所は人それぞれですが、私の場合、自宅(関東圏)から京大であれば新幹線ですぐ行くことができました。
交通費は出ないため、開催場所は私にとって重要な要素の1つでした。

条件4:参加費が無料だった

 

1次審査に通る/通らないにかかわらず、書類を出せば自分のアイデアを無料で審査してもらえるということです!!!
京大をはじめとする協賛(2016年度であれば、国立研究開発法人科学技術振興機構、大阪大学産学連携本部、神戸大学連携創造本部、京都工芸繊維大学研究戦略推進本部、大阪電気通信大学、関西サイエンス・フォーラム)の方々がわざわざ自分のアイデアに目を通し、それが面白いか/面白くないか、意味ありそうか/再考が必要か、をジャッジしてくれるというだけで、大いに意味があると思いました。

条件5:1次書類審査を通過すれば、最低でも奨励賞を頂けるということが確定していた

 

過去の実施概要から、1次書類審査を通過する9アイデアまでに残ることができれば、奨励賞はもらえることが分かっていました。
奨励賞以上の賞は2次プレゼン審査当日の出来によるので、1次を通過した時点で、名誉のために2次審査に挑もうと思っていました。

参加して何が得られたのか?

 

   私が得られたと思うことは、大きく2つあります。

「テクノロジー」「アイデア」などの言葉を広く捉えた方が良いと分かった

 

皆さんは「テクノロジー」や「アイデア」と聞いてどのようなものを想像するでしょうか?
AI、空飛ぶ車、天気予報やNEWSが映し出される鏡・・・。
私が提出したアイデアは、持続可能な生産と消費を目的とした、食品ロス(食べ残し)を減らすためのアイデアでした。社会問題を解決するためのアイデアとして深めていったものなので、重めのアイデアですね。
しかしながら、実際のコンテストで対象としているのは自由研究・自由機械開発の発表に近いものでした。つまり、「大層なアイデアを出さないと!!」と思う必要はないのです。
こんなものがあったらいいな、こんな風になったらいいな、と思うモノを考える。
できればそのプロトタイプ(模型)を作ってみて、さらに改善することができればもう、あなたは起業家や研究者のタマゴです!!

審査員との対話の中で、審査員の本当の思いを知ることができた

 

2次プレゼン審査の質疑応答では、審査員から「あなたたちの主張は訳が分からない」「このアイデアは本当にあなたが考えたものなのか?(いや、そんなはずあるまい)」などと言われてしまいました。
1次書類審査で ’新規性がある’ と認められた結果がこうも言われてしまうのか・・・
それならなぜこのアイデアが2次プレゼン審査まで進めたのか・・・と違和感がありました。
最終結果が出る前の交流会では、審査員の先生たちとお話しする機会が設けられています。
そこで先生方とお話しすると、
「あなたは食品ロスの発表をした人だね。」
「あなたはどういう経緯でテクノ愛に応募したの?」
「どのくらいの時間を書類作りにかけたの?」
という質問を投げかけてくださり、これまでの経緯を興味を持って聞いてくださいました。その様子は、質疑応答のときとは打って変わった様でした。

「非常に良い経験をしているねぇ。」
「(海外にいる)他のメンバーは今どうしているの?」
「たった5日間でアイデアを練り上げたの⁉︎しかもそれで終わり⁉︎もったいないねぇ。私も同じ様なものをやっていたけれど、期間は2年間だったよ。」

どうやらこの場では、審査員の先生方は私と違いすぎない考えを持たれていたようです。私を否定するどころか私から経験の種を引き出してくださり、まるで自分のことかのように充実した経験を思い起こして考えを共に深めて下さいました。

コンテストの中で一番楽しかったのはまさにこの『審査員の先生方と将来の科学技術、日本のあり方、国土の使い方、災害への対処の仕方などディスカッションしたとき』でした。自分の考えが否定されず互いの考えを容認し、今までになかった考え方を見つけることができる環境。引き出しを増やすことができる環境。これこそ自分が求める環境であり、コンテストに出ることで得られた大事な気づきでした。

現在のテクノ愛で高い評価を得るためには、自分で実験して得た確固たる研究結果が求められています。しかし究極的には、参加学生に未だ     存在しない且つ日本や世界が本当に必要とするシステムを生み出せるようなアントレプレナー精神を持った人になってほしいという思いがあり、それが募集要項から滲み出、審査員一個人や講演者からは溢れ出ていたのでしょう。

さて。
’そもそも、このアイデアがなぜ書類審査に通ったのだろうか?’
について、テクノ愛出場経験のある先輩に聞くと「審査員に実際に聞きたいと思わせる何かがあったんだと思うけど??」というお返事をいただきました。

交流会を通じて私が理解したことは、審査員の方も私たちのアイデアを非常に重要度が高い、つまり様々な要因が複雑に絡み合っており解決までの道のりが非常に長い問題だと認識されていたことです。

その上、アイデア実現に直結する分野を学ぶための時間、人財が無いがために、素人にも分かりやすい発表概要が書けた(と思いたい)、そして将来の科学技術に対する情熱を伝え、夢を与え、多少なりとも共有することができたのではないかと思います。(だからこそ、第一人者としてアントレプレナー精神を持ってそれを早く実現しろよ、というバッシングが飛んだのかもしれません。)

さいごに

 

今年のテクノ愛の応募は、平成30年6月1日(金)~平成30年9月12日(水)(必着)です。

(応募チラシはこちらから)

今からでも応募できますので、検討してみてはいかがでしょうか。

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